KADOKAWAの角川歴彦会長が2022年9月14日に高橋治之元理事への贈賄容疑で逮捕されました。
角川歴彦さんの兄の角川春樹さんも30年前に逮捕歴があることは知られていますね。
ここにきて実は角川春樹さんの逮捕には黒幕に角川歴彦さんがいたとの話が出てきています。
こちらの記事では
- 角川春樹氏の角川書店時代から逮捕、社長退任まで
- 角川春樹氏の1993年の逮捕は角川歴彦氏が計略したという見城徹氏の発言や春樹氏との関係
についてご紹介します。
角川春樹氏が角川書店の社長時代は角川映画が大ヒット!
角川春樹さんは、角川歴彦さんの兄で、出版業界のドンと言われています
- 名前 角川春樹
- よみ かどかわはるき
- 生年月日 1942年1月8日・80歳
- 職業 実業家・映画監督・映画プロデューサー・俳人
- 現事務所 角川春樹事務所
- 配偶者 ASUKA(2011年~・6度目の結婚)
- 子供 4人
角川書店での角川春樹社長時代の業績は?
- 父親の角川源義さんが1945年に創業した「角川書店」に角川春樹さんは1965年入社
- 1975年に角川源義さんが死去し、角川春樹さんが社長に就任
- 1976年 映画制作を行う旧角川春樹事務所を設立
- 1976年 角川映画第一作にあたる、横溝正史原作・石坂浩二主演「犬神家の一族」が公開、映画と本の出版を連携させ、角川映画ブームを起こす
- 1977年 松田優作主演の映画「人間の証明」公開
- 1979年 映画「悪魔が来りて笛を吹く」、松田優作主演の「蘇る金狼」、千葉真一主演の「戦国自衛隊」など多数公開
- 1981年 映画「ねらわれた学園」、薬師丸ひろこ主演の「セーラー服と機関銃」など公開
- 1982年 テレビ情報誌「ザテレビジョン」創刊
- 1983年 原田知世主演の映画「時をかける少女」、薬師丸ひろこ主演の「探偵物語」「里見八犬伝」を公開
代表的な映画の一部をご紹介しましたが、これらの大ヒット映画で、角川映画旋風を起こしました。
1980年代からは「ザテレビジョン」や「東京ウォーカー」などの情報誌の発行も始めました。
角川映画の失速と歴彦氏の辞任、角川春樹氏が逮捕で社長退任へ
角川映画と春樹氏の失速
角川春樹さんは、日本映画界で黄金時代を築いていきましたが、10年目頃ブームに陰りが見え始めました。
1980年代後半は、フジテレビなどが映画界に本格参入し、勢いが失速。
春樹さんご自身もテレビなどで変わった言動やスピリチュアルな発言をすることがありました。
「?!」と思う人も多く、内外での影響力が低下していったと言われています。
この頃、弟の歴彦氏とは経営路線の相違で確執が表面化、歴彦氏を角川書店から追放
1992年 副社長の角川歴彦さんが辞任しました。
実際には、春樹さんが社長権限で角川書店から追放したと言われています。
このことがきっかけで、歴彦さんがトップで仕切っていた角川メディアオフィスの従業員が続く形で大量退社。
この騒動で角川書店は致命的な打撃を受けたと言われています。
1993年8月29日、角川春樹氏がコカイン密輸事件で逮捕!
1993年8月29日、コカイン密輸事件で、麻薬取締法違反・関税法違反・業務上横領被疑事件で角川春樹さんが千葉南警察署により逮捕されました。
その後、千葉刑務所に拘留され、角川書店社長を退任しました。
代わりに、前年に副社長を退任した角川歴彦さんが戻り、角川書店の社長に就任しました。
1994年、角川春樹さんは1億円の保釈金で保釈。
2000年に最高裁で懲役4年の実刑が確定し、八王子医療刑務所と静岡刑務所を経て、2004年に仮出所しています。
角川春樹の逮捕は歴彦氏が黒幕の噂?見城徹の発言や関係とは?
角川春樹の30年前の逮捕は角川歴彦氏が作・演出の噂!見城徹氏の発言とは?
春樹氏の角川コカイン疑惑事件は、作・演出が角川歴彦氏との噂が…
幻冬舎の見城徹社長が、角川コカイン疑惑事件は、角川歴彦氏が仕組んだことと自身のSNSで、発信されています。
見城徹さんの2022年9月のトークを引用させて頂きます。
角川春樹氏によって角川書店から追放されていた角川歴彦氏が千葉県警と組んだ角川コカイン事件。
計略通り角川春樹氏は逮捕され、角川歴彦氏は角川書店(現・KADOKAWA)の取締役に返り咲き、代表取締役の座に就いた。
30年の時を経て因果は巡る。
物語は角川歴彦氏の逮捕によってしか完結しないように見える。
さて、角川歴彦氏は逃げ切れるか?
見城徹氏のトークより引用
見城徹氏は角川書店の元社員で元取締役!角川春樹氏を師と仰ぐ関係
見城徹さんは1975年に角川書店に入社。
「月刊カドカワ」編集長になり、部数を30倍にしました。
角川春樹社長との信頼関係は深く、どんな難題も可能にする覚悟で、春樹さんに仕えていました。
「犬神家の一族」を角川春樹さんと共に成功に導き、公開日、観衆の行列を見た時は二人で涙したそうです。
そして41歳で取締役編集部長に昇進しました。
その後、1993年の角川春樹さんの逮捕・社長退任。歴彦さんの社長就任の際に、歴彦さんから留まるよう説得されましたが、春樹さんを立てて角川書店を退社。
1993年11月12日に幻冬舎を設立しました。
犬神家の一族の坂口良子さんがかわいい
角川コカイン密輸事件の概要
角川コカイン密輸事件とはどんな事件?
1993年7月9日、角川書店写真室の池田岳史さんがコカイン密輸入の現行犯で逮捕。
1993年8月には池田さんの供述をもとに、芸能プロ「北斗塾」役員の坂元恭子さんも自宅に大麻を所持していたところを警察に取り押さえられました。
その池田さんをとくに可愛がり、坂元さんと10年近く同棲生活を送っていたのが、当時角川書店社長だった春樹さんでした。
そんな春樹氏も麻薬とズブズブの生活を送っているらしいぞ!と 『週刊文春』9月2日号「独走スクープ 角川春樹社長コカイン常用の重大疑惑」で大きく報じられました。
8月26日には角川本社が家宅捜索を受け、8月28日についに角川さんが麻薬取締法違反で逮捕。
時代を築いたヒーローが地に墜ちたとして、連日、角川春樹さんの私生活や兄弟げんかに至るまで話題で持ちきりになりました。
https://naokiaward.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/51993-51b0.htmlより引用
角川コカイン密輸事件の裁判内容
米国からのコカイン密輸入事件の1審では、密輸入を実行したとされるカメラマンの「角川被告から指示された」との証言が有罪認定の決め手となった。
千葉地裁は96年6月、懲役4年を言い渡した。
2審でカメラマンは「密輸は自分の生活費を稼ぐためだった」と1審の証言を撤回したが、東京高裁判決は「信用できない」と新証言を退け、角川被告の控訴を棄却した。
日刊スポーツ2000年11月2日付の記事より引用
1992年に兄の角川春樹さんから角川書店を追い出された角川歴彦さんが、千葉県警と仕組んだという発言も出てきた「角川コカイン密輸事件」
有罪認定の決め手は密輸入実行のカメラマンの証言だったとのことでした。
それから、30年後の2022年9月14日、角川歴彦さんが逮捕されました。
側近だった見城徹さんの発言ですので、興味深く、真相はわからないものの、真相に近いのかもと感じますね。
ネットでは角川春樹さんが、今回の歴彦さんの逮捕で何かコメントをするのか?と状況を見守っている声もあります。
まとめ
角川春樹の逮捕は角川歴彦が黒幕の噂?見城徹の発言や春樹との関係とは?
についてご紹介しました。
角川春樹さんはスピリチュアル(霊能力)伝説も凄いので、こちらの記事もぜひお読みください!
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